人生の一本勝負 Chapter17/108

己巳 四緑赤口 晴

<font size=1>人間にはその場の一本勝負にたよる他、生き伸びる工夫がつかぬのだ、
太宰治・著『人間失格』より </font>

某社で面接。いつも通りアポの時刻の15分程前に到着し、受付で担当者を呼んで
もらう。だが、現れた担当者は困惑した表情でこう言った、
「御宅様は午後<b>4時</b>の予定になっているのですが…」
あぁ…、何てコトだい。
「私はお電話で<b>14時</b>と申し上げたハズなのですが…」
担当者は2時間後に来てくれとおっしゃり、2時間も時間をつぶすのは苦痛以外の
何ものでもないので、「何とか、30分か1時間早めてはもらえませんか」と依頼し、
とにもかくにも「空いた所で携帯に連絡します」ということで話がついたのだった。
それにしても、24時間制と12時間制の取り違えは、ままあるコトではあるが、
組織がスケジュールに沿って動いているように、オレにだってスケジュールがある。
こんなケチが付いては、面白いハズもないのでいっそ辞退して帰ろうか、とすら
思ったものの、「求人票」を改めて見てみればこの話を蹴るのはいかにも惜しい。
と考えた所で、履歴書に携帯番号を記してないコトを思い出し、電話してみれば、
「3時においで下さい」とのコトであった。
果たして、面接そのものは、面接と言うより「個人・会社説明会」。
過去の経験則に照らせば、こーゆー場合は採用濃厚か、別に有力な人が既にあって、
アポがある関係上、形式的に面接だけしたかのどちらかである。
前者であれば嬉しいのだが、例によって筆記試験の出来があまり良くなかった、
と思われるので、過度の期待は禁物である。
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・今日の東京マーケット「3日続伸」
日経平均、11,335.92円(△24.41)、ユニチカ(3103)135円(±0)。
午後5時時点の円相場、$1=¥109.31-33