恐怖の内視鏡検査

(お食事中の方はご遠慮ください)
戊申 四緑赤口

中納言の命令により、膀胱内視鏡検査受診。
予約時刻ジャストに県内の某ヒニョーキ科の門をくぐる。
さっそく個室に通され、検査着に着替えさせられる。
「まず異状はないであろう」とは思っていたが「もし腫瘍でも見つかったら…」
との不安はやはり拭えず、だんだん緊張してくる。
点滴を打った態勢のまま、検査室に入り検査台に寝かされる。
両足を台に乗せられ、当然下半身はスッポンポン。
若い女性の看護師も居て、これはかなり恥ずかしい体勢である。
そして、鎮静剤を打ち検査開始。
XXXXの先っちょから内視鏡が入れられて、痛てぇのなんの……。
右手の指に、心拍数測る器具もはさまれていて検査室に心拍音が鳴りひびく。
「深呼吸して」との助手の指示に従えば、心拍音が若干ゆっくりになったような
気がした。鎮静剤がやっと効いてきた頃、検査が終わった。意外に短かったよう
な気もした。
2時間ほど寝たあと、診察室で検査結果を聞く。
予想通り「シロ」であった。
尿潜血と言ったって、肉眼で分かる血尿は1度も出ていなかったのだから、
当然と言えば当然である。それを内視鏡突っこんだ炎症を防ぐための抗生物質
処方されて、今でも小便するとき痛いんだからこれでは本末転倒である。
病院という所は担ぎ込まれて行く場所であって、自らの足で行く所ではない、
と痛感した次第である。
「もうオレは健康診断の類は一切受けない」
相模国府の新中納言様には、そうお伝えするつもりである。