宇宙(そら)を駆ける

「ヨコハマ線買い出し紀行 第38話」
癸未 二黒仏滅 晴一時小雨

08:00、起床。
11:15、相模国府到着。
13:15、従五位下相模権少納言ヤナギハラ様に拝謁。
「かつて『ベンチがアホやから野球がでけへん』と言ったピッチャーが居ましたが、
あたしも『上がアホやから仕事がでけへん』と言いたいです。あたしは主計寮石見
支所の職員にはなりましたが、主計頭個人の丁稚になった覚えはありません。
あのようなアホで支離滅裂で冷酷な男は、1X年の公的生活でたったの四人目なの
であります。地獄の道行きはこれくらいにしたいと思うワケで、職を辞する決意を
いたしました。だいたいからしてニポン人の95%は減点主義というか、人のアラ
探しばかりで、3X年の生涯で他人に誉められた覚えがほとんどございません。
あとですね、これは幼少の頃からですが、学校で家で、社会に出てからも
『早くしろ、早くしろ!』と何千回何万回と、聞かされた。あぁ分かったよ、
そんなに言うなら早くしてやる。早く芯でやりますよ。明日Divingに行きます」
と、一気に申せば、少納言曰く「今、和泉守は、『上が阿呆』と申された、
阿呆のために師ぬには及びません」と、慰撫される。
「それでは『このような不首尾の次第申し訳ありません』と新中納言様にお伝え
ください。ま、聡明なお方ですので、今日のこの事態、ある程度は予期されて
おったかも知れませんが…」と申せば、少納言「いえ私も中納言も和泉守が悪い
とは思いませんよ」と仰せられ恐悦至極なり。

終了後ヨコハマ近郊まで足を伸ばし、書店で、
<a href="http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31860540">生きさせろ! 難民化する若者たち/雨宮処凛著</a>
<a href="http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31908831">momo 嗣永桃子写真集</a>
と、硬軟双方の本をお買い上げ。