猛き者も遂には滅びぬ
大相撲の横綱朝青龍(29)=本名ドルゴルスレン・
ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が4日、
現役引退を表明した。1月の初場所中に知人に暴行した
として厳罰が予想される事態となり、「大勢の人を騒が
せて横綱の責任を大きく感じている」として引退を
申し出た。歴代3位の優勝25回など実力と人気を兼ね
備えた横綱はトラブルも多く、最後も不祥事で11年
余りの土俵生活を終えた。
日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で理事会を
開催し、暴行問題への対応を協議。朝青龍は師匠の
高砂親方(元大関朝潮)とともに事情説明した後、
理事会に引退の意向を伝えた。
国技館で記者会見した朝青龍は「けじめをつけるのは
僕しかいない。(こういう形の引退は)自分にとっての
運命じゃないかと思う」と語った。日本国籍を持たず、
親方として残れないため、このまま相撲協会を去る。
理事会後に臨時会合を予定していた横綱審議委員会
(鶴田卓彦委員長)も、引退勧告することでまとまって
いたという。
朝青龍は初場所中の1月16日未明、東京都内で泥酔し
て、知人の男性に暴行したとされる。相撲協会は
いったん厳重注意にとどめたが、その後、相手が
けがをしたことなどが伝えられ、警視庁麻布署が
関係者を事情聴取。相撲協会も調査委員会を設置
していた。
横綱の引退は2003年九州場所の武蔵丸(現振分親方)以来。
<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000107-jij-spo">横綱朝青龍が引退=暴行問題で引責、優勝25回</a>
(2月4日15時15分配信 時事通信)
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