梅と桜のあいだに

<font color="#3cb371">「鴫宮の手記-杉野和泉守物語 第8話」</font>
壬戌 五黄仏滅 晴一時曇

07:00、私邸。朝の来客なし。
07:30、起床。
08:20、発進!
09:10、相模国府到着。
11:30、正五位下相模左近新権少将、長門美咲様に参拾四度目の拝謁。
「前回ご報告の、半イーデーの件ですが、周期的には気晴らしにナントカを
見ようかという気にはなりますから、欲求そのものが消失したワケではあり
ません。しかしながら硬いのが持続しない。年は取りたくないモノです。
思えばその昔、武蔵国は入間の牧場、相模国淵野辺の牧場には華がござい
ましたが、今の漂流教室には華がないから面白くない。チッ、うっせーなー。
反省してま〜す。って感じですな。オレはもう辞める。辞めたいですわ、
ハッキリ言って」と、報告す。
12:40、北北東に進路を取り、漂流教室に向かう。(了)

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