摩天楼ブルース

<font color="#3cb371">「鴫宮の手記-杉野伊勢守物語 第二話」</font>
戊午 七赤先負 晴のち曇

(伝聞)
08:30、私邸。朝の来客なし。
09:00、起床。「ゲゲゲの女房」を見逃し残念。
09:45、発進!
10:30、相模国府到着。
11:50、従四位下相模左近新権中将、長門美咲様に参拾六度目の拝謁。
「去る卯月朔日の事件は、4年前の秋に破門、追って3年前の冬に絶縁処分に
した者の犯行と判明しました。その人はアサダマオファンの一味に連なる者
だったのです。とうに縁切った者など今さらどうでも良いのですが、未だ
その者と縁を連ねる方は、友人に1人以上居るので何らかの責任を問いたいと
思います。どうかご承認を」と申せば、左近中将、
「伊勢守殿が21も年少の右京大夫殿を他人から見て異様なまでに肩入れし、
猫かわいがりしているのは、いろいろの要因があるのだけれど、その中の
ひとつに、かつて1回り以上年下の者を友人の友人リストの中から引き立てた
けれど、タメ口よりも酷い言葉使いと礼儀を知らない態度に散々悩まされた
反動のため。と、聞き及んでいる。右京大夫殿を発掘し今日の信頼関係を
築いたのが伊勢守殿の意思ならば、その某を引き立てたのも伊勢守殿の意思。
なぜならば、4年前の今ごろ、その某を引き立てるに当たっては別に友人の
推薦があった訳でもなく、独断で行なった事と聞いている。誰にも責任を問う
ことは出来ない。むしろ”右京大夫殿との友好の礎になった”として礼状を
送っても良いくらいであろう」と仰せければ、伊勢守、
「承りましてございます」と、返答するより他はなし。
13:10、北北東に進路を取り、漂流教室に向かう。
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★今日の名曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=e98LmeNzXEg">摩天楼ブルース/東京JAP</a>(動画)
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地球滅亡の日まで、
あと、959日。