2006-11-23 新宿の寒い日 丙辰 八白赤口 勤労感謝の日 曇約束の時間から15分遅れて彼女はやってきた。再会。1年前、お互いの仕事が忙しくなって自然消滅して以来の、である。話が始まると彼女はしばらく止まらない。全力で話す。もうしゃべるしゃべる。笑って怒って、何やらぶつくさ言う。手が止まり、何かじいっと考え込み、また笑う。「もう離さないで」「離すものか」二人はこの後、どこへ行ったか。言わぬが花であろう。