ニシエヒガシエ

「ヨコハマ線買い出し紀行 第18話」
丁未 八白大安 晴一時曇

目が覚めたのは10時半頃だった。相模国府に参内せねばならない日であったが、
頭では分かっていても、身体が動かぬ…。リポD(みたいなモン)を飲んで、
煙草を1本吸った後、己を叱咤鼓舞して11時10分頃出発す。淵野辺の駅から
TAXIに飛び乗れば定刻からさほど遅れずに済んだのである。
うしろの予定も立て込んでいたが、こればかりは急かすワケにも行かず、時計を
見ずに(途中2度詰所からかなり離れた喫煙所へ行ったが)ただ待ち続ければ、
呼び出しがあるのだ。果たして12時半頃、従三位相模新中納言真奈美様に拝謁。
「いや〜、この頃『どうなってゆくのか?どうすりゃイイのか?』と考えれば
夜も良く眠れず、お酒とおクスリに頼る有様で…」と申せば、新中納言様より
叱咤激励を賜わったのだが、そのお言葉は一言でいえば「タダで生きるな良く
稼げ」と、まるで、うどん屋かっちゃんのようなセリフだったのである。
「しかし、またまた短期ガテン系フリーターに戻るのならば、ここ5年間
全く進歩がないコトになってしまい、そもそもそれでは良く稼げないのです」
と、言おうかと思ったけれど、今日のところは止めておく。
終了後、横浜線、ナントカ線カントカ線を乗り継ぎ、履歴書用紙や筆記用具購入
のため世界堂新宿本店へ。その後、チケピで「オルセー美術館展」の前売を購入。
そして、小田急線で町田に舞い戻り、ヨドバシで沖縄のビール名のようなメーカー
の安い14型のTVを購入す。「配送は有料です」と冷たく言われたので、商品価格
以上のカネをサイフから出すのはイヤだったから、担いで帰ったのであった。