幸せは失ってから気付く

「ウラオモテ(SGM)連動・第14話」

アイドルの追っかけ(俗っぽく言えば、ヲタ活)とは、リビドー解消の
代償行動である。
「あンたもそうなんだろ?」と言われたら、全面否定はしないが、
大声をあげてサイリュームを振り回し、たまに飛んだり跳ねたりする
Live参戦が、これ以上とないストレス解消法でありカタルシスがあるから。
と、エクスキューズしておく。(まぁ1シーズンに1回で十分だが)

「こんこんは俺の嫁」とか「柴ちゃんは昔ちょっと付き合った人に似ててな」
とか少々イタイ発言も、まぁイイじゃないか人間だもの。
ただし、発言主に今現在決まったパートナーが居ないコトが前提条件である。

あたしには、どうしても分からない。
今現在決まったパートナーが存在するにも関わらず、アイドルの追っかけ
(俗っぽく言えば、ヲタ活)をしている人の心理が……。
いくら考えても分からないので、良かったら解説をお願いしたいくらいである。

他人様の余暇の過ごし方とポケットマネーの使い方に口挟むのは野暮天だと
分かっているし、僻みだと思うならたぶん半分事実だから構わないし、
個々の事情が存在するのも、あたしも一応一通りの経験はあるから理解する。

その時間で、パートナーと美味しいものでも食べた方が有意義じゃないのか?
そのお金で、パートナーに何かプレゼントした方が有意義じゃないのか?

そりゃイベに行けば、愛理さんでも桃ちゃんでも貴方に微笑んでくれるだろう。
でもそれは、瞬間的なもので、しかも貴方だけに、ではないのだ。