feels like ”HEAVEN”

<font color="#3cb371">「鴫宮の手記-杉野伊勢守物語 第五話」</font>
甲寅 九紫友引 曇一時小雨

(ザ・シギミヤタワーにて、伝聞)
05:30、私邸。朝の来客なし。
06:00、起床。
08:00、「ゲゲゲの女房」見る。 #nhk #gegege
08:20、発進!
09:15、相模国府到着。
11:15、従四位下左近中将、長門美咲様に参拾九度目の拝謁。
「5月のアタマから、右京大夫どのがジョジョに奇妙にわたしの言うコトに
聞く耳を持たなくなってしまい、距離が広がっていった。その一方で、
右近中将どのとの距離がだんだんと近づいていった。自分の足元で現在進行形
の現象に、ようやく気付かされたのは、6月の12日になってからだったのです。
天のご意思、すなわち運命がそういうモノであるのならば、あえて逆らうコト
はせずに、その”新風、新しい波”に乗った方が得策なのは自明の理。
6月20日付で、わたしは右近中将どのの親衛隊のメンバーに加わりました。
もうダイスは投げられ、ルビコン川を渡った以上は、後戻りはできないのです。
あとは、大夫どのとの関係を『一切の遺恨を残すコトなく、綺麗に締め括り
たい』。その方法をご教授願いたい」と申せば、左近中将、答えて曰く、
「夫婦、恋人の関係でもお互い多忙で距離ができ、関係が冷めるという話は、
掃いて捨てるほどある。大夫と勢州(伊勢守)は、そういう関係ではないの
だから、そんなに思い詰める必要もなかろう。けれども、本当にもう互いが
互いを信用できないというコトであるのなら、放っておいても自然消滅する
でしょう。また『後腐れのない綺麗な締め括りを飾りたい』というけれど、
そんな魔法のような方法が、この世に存在するのならば、私が知りたい
くらいだ」、と。杉野勢州言葉を継げば、「大夫どのの名誉のためにひと言
申し添えれば、あの若さで、あれほど礼儀正しく気配りも出来る人材は稀有
なのです。そのようなお方があのような態度を取るのは、心境の変化、外部
環境の変化もあったのでしょうが、もし、私という人間の持つ一つの体質が、
またまたそのような悲劇を生んだのであれば、それは私の不徳の致すところ
なのでしょう…」と。
12:50、北北東に進路を取り、漂流教室に向かう。
19:10、私邸(ザ・シギミヤタワー)着。
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地球滅亡の日まで、
あと、903日。